【新唐人2014年1月14日付ニュース】中国湖南省の陳情者、趙志強さんは、地元警察と陳情部門によって強制連行され、6年間精神病院に監禁された末、亡くなりました。同じ病院に監禁されていた別の陳情者によると、趙さんは当時不明薬物を注射されたそうです。
趙さんは父親の9ヶ月分の未払い給料を求めて、17年間陳情を続けていました。2007年、趙さんは「芝山病院」で「人格分裂症」と診断され、地元警察と陳情局、および勤務していた会社によって無理矢理精神病院に送り込まれました。
2013年8月7日、趙さんは肺の感染による呼吸不全で、芝山病院で亡くなりました。
1月13日、我々は7年間趙さんと一緒に監禁されていた湖南省の陳情者、何芳武(か ほうぶ)さんから、話を伺うことができました。何(か)さんによると、趙さんは生前、精神病ではなく、健全な人だったそうです。
湖南省の陳情者 何芳武さん
「私たち2人は同じ病棟に監禁され、彼とは同じ部屋でした。彼は健康な人で、長年陳情を続けたことで、精神病院で毒注射をされました」
何さんによると、楊雲という陳情者も、趙さんと一緒に亡くなったそうです。同じく長年陳情を続けていたことで、精神病院に送り込まれ、不明薬物を注射されたそうです。
趙さんの娘は中国メディアの取材を受けた際、入院同意書に書かれた家族の署名は偽造されたものであると訴えました。芝山病院の院長もこのことを認めたそうです。
中国疾病予防制御センターの精神衛生センターが2009年に発表したデータによると、中国の精神障害者は1億人に達しているそうです。うち、本当の精神障害者が何割を占め、陳情などの原因で精神病のレッテルを貼られた人は何割を占めるか、知る由もありません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/13/atext1042907.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)